2016.03.02/五千尺ホテル上高地/五千尺ホテル上高地 ホール
【五千尺アクティブコミュニティ】ワインスクール 国産ワイン&フランス産ワインの飲み比べ
Gosenjaku Active Communityの一環として、2月9日にワインスクールがファイブホルンパルコ店にて行われました。
今回のテーマは、「国産ワインとフランス産ワインの飲み比べ」。私、ソムリエ谷口のワインスクールデビュー戦で、初の試みということで、盛りだくさんの内容でスクールに致しました。
それでは、今回お出ししたワインをご紹介します。
信州林檎
スタート時のウエルカムドリンクとして、信州の果実といえば林檎!
この林檎を使用したシードルとジュースを御用意し、林檎ジュースがどのようにしたらシードルに生まれ変わるかを皆様にお伝えしました。甘いシードルが溢れる中で、酸味と林檎の芳醇な香りがしっかりと立ち上ってくる紅玉のシードルが人気でした。
ロゼワイン
【フランス産】シャトーパランシェール ロゼ ’14(カベルネソーヴィニヨン主体)
しっかりと葡萄の皮と果汁を一緒に漬け込む時間を長くすることで生まれるコクとタンニンが特徴でした。
【国産】グレイス ロゼ ’14(カベルネソーヴィニヨン主体)
フランス産とは真逆の非常にクリアー飲み口です。
雑味をとことんまで取り除くエレガントでフルーティに仕上げた女性醸造家の心がこのワインには込められています。
渋みとクリアーさを感じとってもらえたと思います。
ここでは、深みを着けたものと、できるだけクリアーに造られた2種類での比較でした。
白ワイン
【フランス産】ドメーヌ サントバルブ ヴィレクレッセ レピネ’13
しっかりとした南国フルーツの果実味とミネラル感が感じられるワインです。
*ミネラル感とは・・・鉱物(石っぽさ)のニュアンス
【国産】椀子ヴィンヤード シャルドネ ’14
フランス産より酸味と樽の感じが(木の感じ)しっかりとしているワインです。
この2種類は、似ているようで似ていません。
*分かりやすい比較は、フランス産はオレンジ色のフルーツ(マンゴー・パッションフルーツ)、国産は黄色いフルーツ(レモン・グレープフルーツ)
赤ワイン
【フランス産】シャトーカントメルル ’12 (ボルドー格付け5級)
新樽(新しい木の感じ)の香りがやや強く黒い果実味(ブラックベリー等)
さすがボルドー格付けワインです。バランス良し、深みよし。
【国産】椀子ヴィンヤード オムニス ’12
フランス産よりシャープ(とがっている)な感じ。より赤や紫の花のような香りが感じられます。
長野でこれほどのワインが造れるなんて!という赤ワインです。
実はこの赤ワインに関しては、開催4日前に抜栓しデキャンタージュをし、できるだけ香りを開かせるようにしました。
そのおかげで、スクール開催時にはちょうど良い塩梅になりました。
デザート
山梨産の奥野田ワイナリー産のローズロゼです。
非常に淡く美しいバラ色です。
色とエチケットデザイン通りのイメージのバラとライチの香りが特徴です。
本日お出ししたワインに合わせて、お料理も御用意し皆様に楽しんで頂きました。
以上のワインは、もちろん五千尺ホテルにて提供されるワインの一例です。
宜しければ、ホテルにご宿泊しながら美味しい料理とワインでお楽しみ下さい。
また、五千ホテルの御予約も受け付けています。宜しければ下をクリックしてください。
上高地五千尺ホテル ソムリエ 谷口充