2015.05.23/五千尺ホテル上高地/五千尺ホテル上高地 ホール
春らしいお肉料理にはどんなワインを合わせる?
前回、好評だった【信州林檎と日向夏みかんのジュレ フォアグラのテリーヌ】のマリアージュに引き続き
今回はメインのお肉料理についてお話します。
国産牛フィレ肉のポワレ
肉質は非常に柔らかく、表面はカリッと香ばしさを残しつつ中身はとろけるようななめらかさが特徴です。
付け合せは、フキノトウのフリットと筍のロティ。
肉の上には山葵の花と葉、タケノコとミョウガで、春らしさと和の雰囲気を表現しています。
ソースは、お肉のジュとフォンドボーベースに山葵オイルを加えたものです。
ワインは・・・
お肉・・・・・・・とても柔らかくきめの細かい肉質でありながら控えめな脂。
フキノトウ・・・春らしさと独特な苦みとからっと揚げた食感。
タケノコ・・・・・和風出汁で炊き、オーブンで少し焦げ目をつけ香ばしく焼き上げている。
以上のことから、ほどよい渋みが口の中に優しく広がるワインがいいと思います。
そこで、私が合わせたいのは、山梨県産の奥野田葡萄酒産メルロ—&カベルネソーヴィニヨンです。
国産牛=国産ワイン
【奥野田ワインのラインナップ】・・・・真ん中の赤ワインです。
このワインは、同クラスのフランスボルドー産のワインと飲み比べても決して引けを取らない実力を持っています。
実際まだ若いですが、その若い雰囲気がむしろタケノコやフキノトウの苦みと青さ・山葵の花・葉にピッタリです。
五千尺ホテル メインダイニング【The gosenjaku】では、他にも長野・山梨産を中心に国産ワインをご用意しています。
小布施ワインウィークのご案内
6月27日、あと1か月ほどで待望の【小布施ワイナリーの夕べ】が開催されますが、おかげさまでこの日は【満席】です。
そこで、この日にご参加できなかった皆様の為に、6月28日〜7月4日までの7日間に小布施ワインウィークプランをご用意しています。
この一週間は、当日提供したワインと同じものを皆様にお出しするプランです。
詳しくは、五千尺ホテル フロントまでお問い合わせください。
今回はギリギリまでワインと料理を吟味したいと料理長と話し、まだワインセレクションは決まっていません。
とっておきのワインを用意することだけが決まっています。
上高地とワインを一緒にお頼しみください。